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「学びのコミュニティー」

彩星学舎の活動理念「学びのコミュニティー」

コミュニティー【community】とは

 居住地域を同じくし、利害をともにする共同社会。町村・都市・地方など、生産・自治・風俗・習慣などで深い結びつきをもつ共同体。地域社会。
(『大辞泉 増補・新装版(デジタル大辞泉)』監修 松村明 2006年小学館より)

では、この共同体を実現させていくためにはどうすればいいのでしょうか?
彩星学舎では、本当のコミュニティーを創出するために次のようなことを意識して日々の活動にあたっております。

【学びのコミュニティーの創出を目指して】 

 彩星学舎の活動理念は「学びのコミュニティーの創出」です。決して「生徒たちのため」だけのものではありません。なぜ彩星学舎は、「生徒のたちのため」ではなく、あえて「学びのコミュニティー」という視点に固執するのでしょうか。それは、彩星学舎が「問題の原因を個人に還元するという立場を取らない」からです。

 知的にしろ、身体にしろ、精神にしろ、何かしら障害を抱えている人がいます。人とコミュニケーションをとることがうまくない人がいます。そうした人たちと付き合おうとすると、現代社会の価値判断からは「問題」とされるような、付き合いの困難さが生じてきます。「言ったことが理解されない」、「体調を崩して休みがちだ」、「約束が守られない」、「返事を返さない」など、こうした事態は、合理的に効率よくものごとを進めようとするときの障害になります。問題を個人に還元する考え方からすると、「言ったことが理解されない」人や、「体調を崩して休みがち」な人、「約束を守れない」人や、「返事を返さない」人などの中に「問題の原因」が存在していることになります。そして、いつしかその人たちを「困った子」としてしか見なくなります。

 その子が「困った子」である以上、その子をなんとかして「治療してやろう」、どうにかして「矯正してやろう」、と周囲の人たちは考え始めます。しかし、「困った子」の烙印を押され、「困った子」として扱われる状態が長く続くと、その子自身の自尊心(プライド)は著しく傷つけられていきます。

 ある子は、「どうせ僕は何をしてもだめだから」と無気力傾向を示すようになります。またある子は逆に反発を募らせ、「どうせ私がやることは悪いことなのだ」と開き直って悪いことをして周囲の気を引くようになります。いずれにしても「困った子」を特定して、その子だけをなんとかしようとしてみても、良い結果を得ることはできません。その子にしてみれば、問題を一人で背負わされるわけですから、何かをしようとすればするほど、かえって駄目な自己イメージを増幅させる結果になりかねません。


 では、「学びのコミュニティー」という視点を取ると何が違うのでしょうか。そこから何が見えてくるでしょうか。「学びのコミュニティー」は、問題が発生したときに、問題の原因を個人に還元する考え方を取りません。それは、問題を起した「困った子」がいるという考え方を取らないということです。では、いったいどのような考え方をするのでしょうか。

 彩星学舎では、「困った子」がいるという認識ではなく、「困っている状態」が「そこにある」と認識することからすべてが始まります。例えば、私(親、スタッフ)とその子との間で問題が生じたとします。その場合、なにかに「困っている」のは、相手である「その子である」ということになります。しかし、「困っている」のは、その子だけではありません。当の私(親、スタッフ)自身も「困っている」わけです。

 こうした考え方を取ると、問題の原因は子ども個人の中にあるのではなく、私(親、スタッフ)の中にあるのでもなくなります。問題の原因は、「お互いの関わり方の中に存在している」という認識に変化します。その場合、問題とされる現状は、生徒が変われば解決するわけでも、私(親、スタッフ)が一方的に変われば解決するわけでもない、ということになります。

 では、そのような認識に立った上で、いったい何をどうすればよいでしょうか。そこではまず、その子がその場に関わっているときの「条件を明らかにする」必要があります。例えば「言ったことが理解されない」のであれば「言ったことが理解されないという条件の中」で、何ができるかを考えていく必要があります。決して、問題の原因を生徒個人に還元し、その子を治療矯正すべきだとは考えていません。

 また、私(親、スタッフ)が「なにを問題だと思い込んでいるのか」を明らかにすることも必要になります。そこに問題があるのであれば、それは誰にとっての問題で、なぜそれを私(親、スタッフ)は問題だと考えるのか。これらを明らかにしていく必要があります。その上で、「その問題は克服すべき問題」ではなく「与えられた条件である」と認識するところから問題の対策が始まります。それはとりもなおさず、その子と私(親、スタッフ)の関係が「問題を問題でなくす」ところまで変容させることができるかどうかにかかっています。時間をかけて問題への対策を実践し続ける態度が重要です。彩星学舎では「問題」が解消される過程(プロセス)が重視されています。「困った状態」の解消は、そこに関わっているすべての当事者の「困っている状態」の解消を目標とします。問題の原因探しが終わった途端、すべてが解決したと思い込んでしまう還元主義の立場とは、この点で大きく異なります。


 彩星学舎は創立以来、10年という歳月をかけて、実際の活動の中でこうした理念を鍛え上げてきました。近代的な個人主義が中途半端なかたちでしか定着しなかった現代にあって、その孤独に耐え切れないことから引き起こされる事件がますます増加しています。現代社会では、問題の原因は問題を起した個人の中に存在していると認識されます。したがって、何か問題が起こったとき、人々は原因究明にやっきになります。そして原因探しの結果、原因が個人の問題であると確定し終えた瞬間に奇妙な安堵感を覚え、すべてが解決したと錯覚してしまいます。「困っている状態」は続いているにもかかわらず。


 これからも彩星学舎は、「問題」が解消される過程(プロセス)に重点を置きながら、「学びのコミュニティー」実現を目指し、精進していきたいと考えます。

  • 住所:〒330-0043 埼玉県さいたま市浦和区大東2-12-33
  • TEL:048-884-1234
  • FAX:048-884-1598
  • Email:saisei@saisei.jp